
SEO対策にかかる費用って
だいたいどのくらいが相場なの?
できれば無駄なコストはかけずに
費用対効果の高いところに依頼したい。
本記事ではそんな問題について解決します。
私は2015年からWeb業界にいて、多くの会社さんやサービスを見てきましたし、インターネットに関しては、ずっと長年変化の流れも見てきました。
特にSEO対策に関して、「古いSEO対策の方法」を今だに高額で販売しているサービスや「効果のないサービス提供」を行なっている会社さんが多かったりします。
SEO対策を依頼する会社さんが、SEOに関する知識がないので、「損している」事すら気づかないという悲惨な状況に陥っているのが事実です。
それを未然に防ぐ事ができるので、ぜひ最後まで記事をご覧になって頂ければと思います。
SEO対策の費用相場一覧
サービス内容 | 料金相場 |
外部SEO対策 | 3万円〜15万円 |
コンテンツ記事作成(取材系) | 4万円〜30万円 |
コンテンツ記事作成(記事) | 1文字1円〜10円(×文字数×記事数) |
内部SEO対策 | 10万円〜100万円 |
SEOサイト設計 | 100万円以上 |
SEOコンサルティング | 10万円〜100万円以上 |
サイトの規模や会社によって幅がありますが、だいたいこのような相場で動く事が多いです。
一通りお願いする場合は、安く見積もっても約200万円くらいの料金はかかってくると思います。
費用の無駄使いを避ける5つの方法
とは言っても、SEO対策は効果が発揮されるまでに時間がかかりますし、必ずしも結果に繋がると言えないので、リスクを抑えつつ、無駄使いは避けたい所です。
そこで、失敗しない為に、最低限これは「避けるべき」という点について言及していきます。
はっきり言って、「効果がない」のでバッサリとカットして構わないと思いますので、余計なところに無駄なコストを使わないようにしましょう。
1.月額固定のWebサイトの管理代行は避ける
1つ目は、月額固定サービスでWebサイトの管理まで一括で行なってくれるというサービスがあります。
Webサイト作成会社に多いサービス体型ですが、はっきり言って無駄なコストなので不要です。
その理由として、Webサイトを維持する為のコストは、サーバー代やドメイン代と言った非常に低コストで維持ができるからです。
中には、「時代の変化に合わせ内部SEOの対策まで行う」や「スマホやタブレットに対応するレスポンシブ対応を行う」と言った謳い文句でメリットを伝えてきますが、WordPressのブログシステムを利用しつつ、普通のテンプレートを利用すれば、簡単に問題解決する事ができます。
今やレスポンシブ対応は無料テンプレートでも当たり前ですし、内部SEO対策は壊れた構文でなければそこまでの影響はありません。
2.成果報酬型タイプは避ける
2つ目は成果報酬型タイプの料金体系のSEO対策サービスは避けた方が良いというものです。
成果報酬タイプとは狙ったキーワードで上位表示が取れれば、それに準じて報酬を支払いタイプのサービスです。
一見すると、良さそうに感じるのですが、ここにカラクリがあって、サービスを立ち上げたばかりのサイトで上位表示が狙えるキーワードは弱いキーワードだけです。
ビックキーワードや成約キーワードで上位が取れるならば、価値は大きいですが、弱いキーワードで上位が取れただけでは、売上にはあまり大きな影響を与えることはありません。
チリも積もれば効果は大きくなってきますが、上位が取れるキーワードが増えてくるほど、成果報酬のコストが高くなってくるので、利益率が大きく下がってきます。
長期的に見ればコストを払い続ける事になるので、あまり得策とは言えないでしょう。
3.SEO内部対策の施策は不要
3つ目はSEO対策の内部対策の施策についてです。
内部対策と言っても広い意味合いがありますが、ここでは、タグやシステム、などの調整の事をさしています。
コンテンツ記事の最適化ならばわかるのですが、それ以外の効果は非常に微々たるところなので、最初の段階で気にしすぎる必要性はないと考えます。
そこにコストを使うなら、記事コンテンツにコストをかけたほうが得策と言えるでしょう。
4.外部SEO対策の施策は不要
4つ目は外部SEO対策です。
こちらはサイト外部からSEO対策を施していくやり方で、被リンクなどの対策をします。
しかし、最近のSEOでは、外部SEO対策のやりすぎはマイナスの影響を受ける可能性が高いです。
自然な被リンクならともかく、対策として被リンクを行うので、ペナルティーリスクも高まります。
短期的に見れば多少の効果はあれど、長期的に見るとリスクでしかないので、外部対策を謳う業者には注意しましょう。(SEOノウハウが古い可能性が高いです)
5.サイトデザインの外注【場合によりアリ】
Webサイトの見た目のデザインをオリジナルのデザインにし、差別化を図る方法です。
自社のブランドなどのイメージの為に行う分には良い方法だと思うので、その場合は構わないと思いますが、最初から高コストをかけてオリジナルのデザインに仕上げる必要性は微妙だと思います。
無料で配布されているCMSでも上位表示は十分に狙えるので、ある程度コンテンツを入れ、結果が伴ってからデザインを最適化することもできるので、サイトのコンテンツに対しコストを使うのが良いのではないか?と考えています。
もちろん、資金が潤沢にあり、最初からブランド性を重視するならば、問題はありません。
後々、デザインは整える事が可能です。
費用対効果を高める為にこだわるべき3つの部分
ここまで「避けるべき方法」について解説してきましたが、逆に「こだわるべき部分」はどこなのか?についてお伝えしていきます。
私が考えている最も費用対効果が高まる部分だと思うので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
1.キーワード選定などサイトコンテンツ設計
私が費用対効果が高いと思う部分の1つ目は、キーワード選定やサイトの設計の部分をアウトソースする事です。
サイトの設計やキーワードの選定に関しては、Webサイトを運営していくにあたり、最も重要な要素と言えます。
逆にサイトの設計やキーワードの選定が間違っていたら絶対に結果に繋がらないので、そこをプロに任せてしまうのは、かなり有効な手だと思います。
また、かなりのリサーチ力や労力を必要とする部分でもあるので、労力面でのリソースにおいても効率の良い使い方ができると考えています。
特にSEO初心者の場合だと、成約キーワードや集客キーワードの判断、内部リンクの繋げ方など、サイト全体を設計していくには難しいと思うので、非常に有意義な使い方になると思います。
2.コンテンツ記事の内容を外注する
2つ目はコンテンツ記事の内容をアウトソースする事です。いわゆる「記事外注」ですね。
Webサイトで失敗する可能性が高い理由として、記事をコンスタントに更新していく、リソースの確保が難しいという部分です。
また、どのように記事を構成し作成すれば良いか?文章そのものに慣れていないと難しい面もあります。
ここをプロにアウトソースできれば、クオリティーの高い記事が仕上がってきますし、コンテンツの更新が途絶えることはありません。
少しコストが重なるところではありますが、少なくても記事として成果物が仕上がってくるので、「何にコストをかけたのかが分からない」という状況は避ける事ができます。
仕上がってきた記事は何度でも思うように修正することも可能なので、徐々にクオリティーを高めていくように編集する事もできます。
無駄にコストを使うなら、成果物に対しコストをかけた方が確実に得策と言えるでしょう。
3.分析&改善に関するコンサルティング
3つ目は「分析と改善」に関するコンサルティングです。
Webサイトの攻略において重要なのは、データから記事を分析し改善を加え、最適化していく事です。
逆の言い方をすると、まずは100記事程度のコンテンツをサイト内に入れ、データを入手してからが本当のスタートだという事です。
しかし、最初はデータをどのように活用し、どこをどういう風に改善手を加えていけば良いか?が分からないと思うので、このあたりにコンサルティングを入れていくのが、オススメだと思っています。
ここまで来ればすでにデータがまとまっているので、少しの改善手を加えるだけで、見違えるほどの成果が跳ね上がる事があります。
つまり、コンサルティングを加える価値が大きく増してくるのが、この段階と言えるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?本記事では「【注意】SEO対策の外部委託!費用の無駄使いを避ける5つの方法」というテーマでお伝えさせて頂きました。
SEO対策について色んなサービスや業者を知っていますが、正直かなり勿体無いと言わざる得ないサービスが多いのも現実です。
少しでも無駄なコストを減らせるようにと思い、本記事を執筆させて頂きました。
・成果報酬は無駄コストを支払い続ける
・内部構造は最初の段階では気にしない
・外部SEO対策は長期的にリスクでしかない
・デザインは後からでも良い
・サイト設計やキーワード選定が最も重要
・記事コンテンツを定期的に更新する
・記事コンテンツは成果物として形に残る
・データから分析改善する事が本当のスタート
本日は以上です。