
Webマーケティングに関する資格ってあるの?

いくつかあるよー。

へぇー。
じゃあ資格取った方が良いのかな?
転職に有利になるの?

んー。目的に寄るかな。
そこんところ、詳しく説明するね。
2015年からWebマーケティングの仕事をしている私がホンネで解説していきます。
Webマーケティングに関する9つの資格
1.ウェブ解析士 |
ウェブ解析士はアクセス解析、データ分析、業務計画立案など様々なスキルの取得に役立つ資格です。実務の担当やコンサル・講師としても活躍できます。 |
2.統計検定 |
統計検定は、統計学に関する知識や活用力を評価する資格の事です。集計結果を元にしてビジネスの売上改善に活用するスキルを身につける事ができます。特に市場の需要予測なんかは直接的に役立つでしょう。 |
3.Google広告認定資格 |
Google広告認定資格はGoogle広告に関する知識を認定します。Google広告の基礎から、検索広告、ディスプレイ広告、動画広告などオンライン広告運用のスキルを身につけられます。Google広告はかなり実用性がある広告なので、スキルがあれば重宝します。 |
4.Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ) |
Googleアナリティクスというアクセス解析ツールの分析能力を測る資格です。受験料は無料でそこまで難しくないので、ザックリ学習して解析スキルは身につけておきたいところです。なお、1年で失効するようですw 。(なんじゃそれw) |
5.中小企業診断士 |
資格がなくてもコンサルタントは名乗れますが、中小企業診断士は国家が認めた唯一の経営コンサルタント(経営の診断及び経営に関する助言)に関する国家資格です。経営戦略「組織・人事、マーケティング、財務・会計、生産管理、店舗運営、物流、経済学、IT、法務」と幅広い知識やスキルを身につける事ができます。経営資源の目利き、問題解決力や権威性が得られ、中小企業診断士を通じてネットワークが広がる事から仕事の受注、新規集客が少し楽になります。 |
6.Webアナリスト検定 |
Webアナリストは、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールやWebサイトのユーザーの動きを可視化できるヒートマップツールなどを用いてクライアントの売上改善案を提案する仕事です。Webサイトの改善に必要なツールの解析力や提案能力を身につけられます。 |
7.マーケティング・ビジネス実務検定 |
マーケティング・ビジネス実務検定は業種業態に関わらず、マーケティングの実務知識を身につける事ができます。俯瞰的に幅広いマーケティング知識の習得を目指しオペレーション、マネジメント、戦略立案など理論と共に仕事に役立つ実務知識を段階的に学べます。 |
8.IMA検定 |
IMA検定はネットマーケティングに関する資格でWeb集客、分析、課題抽出、広告、LP改善などかなり実務に直結するスキルを身につけられます。WebマーケティングやWeb解析業務を行う企業とのマッチング支援も受けられる様なので、そう言ったメリットがあります。 |
9.Webディレクター試験 |
Webディレクターは、プロジェクトを監督・指揮・管理する人を指し、Webリテラシー、Webデザイン、Webプロデュースの3つの力を必要とされます。全体プロジェクトを成功させる為に論理的思考力が求められ、Webに関する知識を企画立案にまとめ実務で活用できるスキルが身につきます。 |
Webマーケティングをやるのに資格は必要なのか?
結論から言うと「不要」です。
もちろん、目的と使い方にもよりますが、資格を持つ事に価値がないと言いたい訳ではありません。
ただ「資格がないから稼げない」「資格がないから就職できない」訳ではありませんよね?
資格がなくても、Webマーケティングによって億を越える売上を上げている人もいれば、Webマーケティング会社に勤めている人もたくさんいます。
資格を取る事とその後に良い結果を生むという事を安易にイコールとして繋げない方が無難だと私は考えています。
私が考える資格の有効性とは?
では、「資格」は何の意味をなさないのか?と問われれば、そんな事はないと思います。
何故なら、資格を持っている事で「信用」や「権威性」を感じられる傾向があるからです。
特に日本企業では、何だかんだで根強く資格文化が残っています。
「錯覚資産」という言葉が流行りましたが、仕事の決定打は「勘違いさせる力」で決まったりもします。
資格があれば、持っていない人に対して差別化の要因として利用する事はできます。
資格より持ってて欲しいのは?
とは言え、資格よりも優先したいのは「実務経験」です。
採用側の本音としても「資格があるのは分かったけど、結局あなたは仕事が出来るの?出来ないの?」って部分です。
仕事は結果主義なので、結論的に売上に貢献さえ出来るのであれば、資格の有無なんてどうでも良かったりします。
資格を持っているアピールよりも、独学でも良いから自分でブログやSNSを実践して行動した事や小さな結果でも良いので成果を生んだ事を証明してくれた方が私ならよっぽど好印象です。
資格コレクターにならない為に

資格コレクターって知ってる?

うん。資格を取るだけを目的に
あらゆる資格を何種類も集めてある人でしょ?

そうだよ。
資格コレクターになると
かなりリソースの無駄遣いになるから注意が必要なんだ。
資格コレクターにならない為に次の3ステップを意識しよう。
目的意識を持った資格取得3ステップ

資格を取るにも目的を明確化が先だね。

以下の3ステップで動くと良いよ。
2.必要な資格をピックアップ
3.一点集中一点特化で伸ばす
1.目的を明確にする
まず、目的を明確にしましょう。
Webマーケティング会社に就職する事なのか?
それともWebマーケティングを使って売上を上げたいのか?
単純にスキルアップしたいだけなのか?明確にしておきましょう。
2.必要な資格をピックアップ
目的を明確にしたら、その為に必要な資格は何か?を具体的にピックアップしましょう。
例えば
その為にGoogle広告認定資格を持っておくのが適切だからこの資格を取得しよう。
と言った感じですね。
こうする事で目的と行動に一貫性を作る事ができます。
3.一点集中一点特化で伸ばす
最後は1つのスキルに特化して1つのスキルを徹底的に磨く様にしましょう。
Google広告の例だとGoogle広告だけに特化してスキルを磨き、実際に自分で広告を打ってみる所まで実務体験すると良しです。
結果に繋がりにくい人はここでまた別の資格をとりに行こうとして横展開しようとします。
こうなると色々出来そうだけど一つ一つのスキルが薄っぺらくなり専門性がなくなるので目立ったアピールが難しくなります。
資格はスパイスと心得る
資格はあくまで最後の一手に利用するスパイスです。
スパイスがメインの料理として機能する事はありません。
大切なのは「仕事をどの程度、出来るのか?実際の実体験として成果はあるのか?」という芯の部分です。
そこにスパイスとしての「資格」が加わると相乗効果が発揮され、あなたという品質は向上する事でしょう。
まとめ
いかがでしたか?
本日は「Webマーケティングに関する9つの資格!未経験には必要なのか?」というテーマで書かせて頂きました。
・資格を取る事と結果を得る事はイコールにならない
・資格を持つ事でし尿や権威性を得られる
・資格よりも実務経験が大切
・目的を行動に一貫性を作る
・1つのスキルに特化して徹底的に磨く
・資格は最後の一手に利用するスパイス
以上です。